2012年10月12日金曜日

Sometree - Iron and Metaphysics

Sometree - Iron and Metaphysics 7" EP ¥380

45回転で回るレコードに針を落とした瞬間、部屋の空気が変わる。Sunny Day Real Estateの"Shadows"だったり、Waxwingの"All of My Prophets"だったり、Elliottの"Calm Americans"だったり。耽美的とも言える雰囲気と、地に足をつけたスタンスを同時に感じさせる、そんな楽曲が個人的に大好きなのですが、このSometreeの2曲もまさにそう。気品すら感じる流暢なアルペジオと、誠実さを感じさせるハスキーな歌声。部屋の空気が震えます。
伊達に90年代から活動をしていない、確かな洗練を感じさせるエモーショナルミュージック。ドイツ産。おすすめです。

HP
myspace


(from album "Yonder")

 
(笹川)

2012年10月10日水曜日

Boyfriends / Deergear / Hey Hachi / Lost in Bazaar – US vs. Europe 4 Way Split Tape

Boyfriends / Deergear / Hey Hachi / Lost in Bazaar – US Vs. Europe Split ¥470

アメリカから2バンド、ヨーロッパから2バンドによる4 Way Splitテープ。各バンド2曲収録。

Deergear:
Pyramidsのメンバー含むアメリカのバンド。SinaloaとかWhat Price, Wonderland?とかに通じる90年代要素のある激情/ポスト・ハードコア。1曲目のストレートな8ビートのパートがツボりました。とてもかっこ良いです。

Boyfriends:
1994!やSnowingのメンバーを含むアメリカのバンド。関連バンドに通じるテクニカルなギターやおっとりとした雰囲気が印象的なtwinklemoです。いわゆるキンセラコアとか好きな人は好きだと思います。

Hey Hachi:
UKの2人組。ギャングボーカルやテクニカルなギターフレーズなどこのバンドもキンセラコア系統からの影響が色濃い感じ。ただし余り轟音を鳴らすパートや泣きのメロディーは使わず、どちらかと言うとマスロック~ポスト・ロック寄り。

Lost in Bazaar:
トルコの激情バンド。ボーカル以外の重さを一切排除したようなしょぼい楽曲なんですが、なんだかよく分からないかっこ良さがあります。なんでしょうね、これ…。RaeinとかSuis La Lune辺りの人気バンドにちょっと近い部分あると思いますけど、もっと色んな意味でしょぼいです(良い意味でも)。今回のコンピで一番好きでした。

全体的にしょぼいんですがとても手作り感のある良いコンピ。DeergearとLost in Bazaarが個人的には良かったです。

Bandcamp

(笹川)

Saturday’s Kids – Grey on White

Saturday’s Kids – Grey on White 7" EP ¥530

UKポスト・ハードコアの成長株、Saturday's Kidsの最新7インチ。
彼らは作品によってけっこうトーンが違って、初期はInk and DaggerとかThe Party of Helicoptersとかに近い感じだったり、その後オルタナ要素が強くなったり、空間系のギターを取り込んだりと色々してるんですが、今回の作品はこれまでの全ての要素が入っている彼らの現時点での集大成的な作品。
初期の頃に通じるポスト・ハードコア的なダイナミズムを取戻しつつ、オルタナ的なサイケ感やアトモスフィリックなギタートーンも取り入れた彼ら独自の音。
Kids Returnとのスプリットや単独10インチの頃よりキャッチーさは下がってますが、その分個性的な音を確立した感のある全2曲収録。

Bandcamp

(笹川)

Bird Calls / Human Hands – Split (SOLD OUT)

Bird Calls / Human Hands – Split 7" EP ¥530 *SOLD OUT

ex-What Price, Wonderland?のメンバー含むBird CallsとHuman Handsのスプリット7インチ。ファンジン的な厚さのインサートつきです。

Bird Callsはポスト・パンク/ニューウェーブの影響と、What Price, Wonderland?の面影が半分ずつ入っている感じで個人的にとても好きな感じです。同じくWhat Price, Wonderland?の元メンバーがやっているLa Boite Diaboliqueに比べると、彼らの方がエモ/激情要素が少し残っているので、WPW?が好きだった人にもとっつきやすいと思います。Gang of FourやFugazi, Minutemen, Native Nodなど好きな方におすすめ。

対するHuman HandsはJoy Divisionの影響をほんのり感じるベースラインが印象的な"Knot"という曲を収録。相変わらず音数少なすぎなスカスカな音にエモーティブなボーカルが乗る独特なサウンドを展開しております。中盤の静かなパートでかすかに歌が聞こえる感じが好きです。Moonraker, Inkwell, Ettil Vrye, Kolyaなど好きな方におすすめ。

Bird Callsが2曲、Human Handsが1曲収録。カットアンドペーストを多用した手作り感あふれるインサートも良い感じです。

Bandcamp

(笹川)